※本ページにはプロモーションが含まれています。
恋愛というものは人生における青春の代名詞でもあり、上手くいっているときはとても幸せなものですが、失恋をしてしまうと途端に悲しみや苦しみで溢れてしまうものです。特に男性の場合は失恋を引きずりやすいと言われていますし、「失恋してなかなか次の恋へと進めない」といった相談も多くみられます。
かくいう筆者も、以前失恋した時には荒れに荒れた経験があり、失恋の苦しさを身にしみて理解できました。
そこでこの記事では、「引きずりやすいと言われている男の失恋を、どうやって乗り越えれば良いのか」という点にフォーカスしていきます。この記事を読めばきっと辛い失恋を乗り越えられるようになりますので、失恋の悲しみに暮れている方はチェックしてみてください。
男は失恋をひきずる生き物
男は恋を引きずる生き物として知られていますが、どうしてこんなにも引きずってしまいやすいのでしょうか?この章では、まず男が失恋をズルズルと引きずってしまう理由について明らかにしていきましょう。
男は「名前をつけて保存」・女は「上書き保存」
恋愛に関してよく言われるのが、男と女の過去の恋愛に関する価値観の違い。それぞれをわかりやすく説明すると、以下のようになります。
男と女の過去の恋愛への価値観の違い
- 男:過去の恋愛を「名前をつけて保存」していく
- 女:過去の恋愛を「上書き保存」していく
これは一種の名言レベルの表現であると筆者は感じていますが、こんな感じに女性の場合は恋をどんどん上書き保存していくので、失恋をして多少強めに荒れたりするものの、引きずることをせずにまた次の恋に向けて走り出していきます。
一方で男性は、終わった恋を「名前をつけて保存」していくため、長い間元カノとの想い出を頭の中に残してしまうもの。過去のこととしっかりと向き合うという点では良いかもしれませんが、これが行き過ぎると次の恋へと向かう妨げにもなってしまいかねません。
男性と女性では以上のような差が「失恋」においてありますが、どうして男性はここまで過去の恋を引きずりやすいのでしょうか?
男が失恋を引きずる理由
男が失恋をいつまでも引きずってしまう理由には、
- 感情を素直に出せない
- プライドが邪魔をする
- 元カノや恋愛を美化してしまう
以上3点ありますので、順番に確認していきましょう。
失恋を引きずる理由1:感情を素直に出せない
まずは「感情を素直に出せない」という理由から見ていきますが、皆さんは「女性」の失恋と聞いてどのようなことをイメージしますでしょうか?筆者が勝手にイメージする女性の失恋は、
- 泣けるだけ泣く
- 失恋ソングや恋愛ドラマ・映画を見る
- 頼れる人に今の気持ちや元彼の愚痴を全部話す
こんな感じでしょうか?みなさまの中のイメージも、きっとこれとそれほど離れていないと思います。そして、たった今ご紹介したものすべてに共通するのは「自分の感情に素直になっている」という点です。家族がそばにいたとしても遠慮せず泣きまくって、主人公の感情に共感したいから失恋ソングやドラマを見て、友達や家族に素直に今の感情を話してしまう。とてもまっすぐに自分の感情に素直になっていますね。
一方我々男性はどうでしょうか?泣くのはカッコ悪いとか思って心の底から泣くことができなかったりしますし、失恋ソングや恋愛ドラマを見るのもなんか妙に恥ずかしかったりする(誰に対してなのかはわからない)、友達や家族に失恋話をするのもなんか恥ずかしい。こんな感じで、なかなか自分の感情に素直になれないことが非常に多いんですよね。。
女性のように素直に自分の感情に従えれば良いのですが、どこかで何かが邪魔をする。結果、感情が表になかなか出てこないからいつまでもズルズルいきやすい。このような感じで、感情を表に出すのが苦手な男性が多いことが、男性が失恋を引きずりやすい理由と言えるでしょう。
失恋を引きずる理由2:プライドが邪魔をする
理由1とややかぶりますが、「プライドが邪魔をする」という点も男性が失恋を引きずりやすい理由としてあげられます。以下、男のプライドが邪魔をしている失恋あるあるなので確認しておきましょう。
- 男が泣くなんてカッコ悪いぜ。俺は絶対に泣かないからな。
- 元カノのことを責めるなんてカッコ悪すぎる。今までありがとな。
- 失恋ソングなんか聴いても俺の悲しみは癒せない。前だけを見るぜ。
- ダチにこんなカッコ悪い姿見せられっかよ。男なんだから気丈に振る舞うぜ。
- あいつ(元カノ)の物に罪はない。今はまだ残しておこう。
- 俺が変わればきっとあいつ(元カノ)もまたやり直してくれるはずさ。どこが悪かったのか考えてみるぜ。
- 俺は失恋を引きずってなんかない。次の恋のために女を探そう(未練タラタラ)。
結構筆者の主観が入ってしまっていることは否めませんが、いくつか「分かるぜ」という項目があるのではないでしょうか?これらは男性特有の「恋」というものに対する価値観なので、これが悪いとかそういうことではありません。ですが、あまりにもプライドが邪魔しまくってしまうとズルズルいってしまうことになりかねませんから、当てはまる方は注意が必要。
泣きたい時は泣けばいいんです。元カノが許せないなら責めたって構いません。失恋ソングに浸るのもよし、友達に弱った自分を見せたって大丈夫。あいつ(元カノ)の物に罪はないとかそうじゃなくて、今すぐ捨てましょう。やり直してくれることもほとんどないので、諦めましょう。
男はどこまでいっても自分の感情よりも「あるべき姿」を優先してしまう生き物ですが、失恋したときくらいは自分に素直になってあげてもバチは当たりません。プライドなど捨て去って、自分の気持ちとしっかり向き合うことを意識してみてください。
失恋を引きずる理由3:元カノや恋愛を美化してしまう
最後にあげられる理由が「元カノや恋愛を美化してしまう」というものになります。先ほども述べたように、男は過去の恋愛を「名前をつけて保存」してしまう生き物なので、いつまでも頭の中に〇〇という名前があり続けます。
これはこれで男の美しい部分であると言えますが、これが行き過ぎて元カノや恋愛を脚色し、変な意味づけをしてしまうと厄介なことになりかねません。
よくあるのが、元カノを1つの壁として自分の恋愛に設定して、全てを元カノ基準で考えてしまうというもの。ちょっと気になる人がいても、元カノと照らし合わせて「ちょっと違うな」とか思ってしまい、結局なかなか次の恋へと踏み出せないみたいな感じです。
これでは、いつまでたっても「元カノと恋愛している」ことになってしまい、結局は未練タラタラでズルズルいってしまうことになります。元カノと照らし合わせてしまいがちな方は、まだ失恋を引きずっていると言えますので、次の章からご紹介する失恋を乗り越える方法を実践してみてください。
失恋後の期間にはこだわらなくてOK
また、失恋を引きずってはダメだという強い思いから、失恋後の期間に執拗にこだわる方もいらっしゃいます。「何ヶ月後までには次の彼女つくる」みたいな感じですね。
ですが、そもそも失恋後の期間にこだわっている時点で失恋を引きずっていることに、まずは気がつくべきでしょう。前の恋への未練がない状態とはとても言えませんから、期間にこだわって「あともう少しで忘れないと」みたいにするとかえって逆効果にしかなりません。
ですので、失恋後の期間にこだわるくらいならば、「今は落ち込む時期」と割り切って思いっきり失恋後の悲しみに浸っておきましょう。人間はずっと悲しみに浸っていることはできませんから、時間がくればそのうち絶対に忘れます。
下手に忘れようとするのではなく、時間に身を任せてみる意識を持つようにしてください。
失恋から立ち直るには心理・行動の2つが大切!
ここまでで男が失恋を引きずりやすい理由をご紹介してきましたが、「もうわかったからこれ以上は言わないでくれ。失恋から立ち直るには一体どうすればいいんだよ。」と痺れを切らしている方もいらっしゃるでしょう。
引きずりやすい男性が失恋から立ち直るには「心理」と「行動」の2つがそれぞれ大切になってきますが、何しろ男性は不器用なため、どちらかしか考えられない場合がほとんどなんです。心だけを見ていても頭でっかちになってしまいますし、かといって行動だけを変えてみても空回りしがち。
ズルズル行かずにスパッと失恋を断ち切るには両方が揃ってこそなので、ここからは「心理」と「行動」にわけて失恋後の引きずり対策を確認していきましょう。
この章のまとめ
男は失恋を「名前をつけて保存」してしまう生き物であるが、その理由には
- 感情を素直に出せない
- プライドが邪魔をする
- 元カノや恋愛を美化してしまう
の3点がある。以上のことに気をつけながら、心理・行動面での対策をしていこう。
失恋を乗り越えよう:心理編
では早速、失恋を乗り越えるための心理編について解説していきます。心理面をおろそかにして行動を起こしたとしても結局空回りとなってしまいますし、何より心理的に引きずった状態で行動を起こすのは様々な意味で危険が伴います。ですから、行動を起こす前にまずは心の状態を整えるようにしてください。
失恋中の感情には3つある
失恋後の心の状態を整えるには、まずは失恋中の感情の「クセ」を理解すべき。性別問わずに、失恋後には
- 悲しみ
- 怒り
- 逃避
の3つが基本的な感情として押し寄せてきますので、それぞれがどのようなものなのかを確認しておきましょう。
悲しみ
まずは悲しみから。今まで大好きだった恋人と別れたのですから、悲しくないわけがありませんね。楽しくて幸せなデートをした記憶が蘇ってきますが、もう2度と一緒にいることができない現実を認識してしまうと、どうにもできないやるせなさや絶望感が自らを襲い、本格的な悲しみが訪れてきます。
こちらの悲しみは、確かに感情としてはお辛いものかもしれません。しかし、裏を返せばそれだけお相手の女性に真剣だったということ。しっかりと最後まで想いを寄せることができた自分を、少しは褒めてあげても良いかもしれませんね。
怒り
続いて怒りです。彼女さんとの別れ方にもよるかもしれませんが、自分にとって辛い別れ方をしてしまった場合には、この気持ちが強く出ているかもしれませんね。怒りの感情というのは人間にとって極めて基本的な感情であるため、なかなか発散するのが難しいことで知られています。
これを無理に押し込めようとすると、かえって怒りが長引いてしまったり、場合によっては怒りを抑圧してしまう結果「抑うつ反応」へと繋がってしまいかねません。こうなってしまうと、失恋を乗り越えるどころか全く逆の方向へと進んでしまうので、発散したいだけ発散してしまいましょう。
自分への怒りもある
怒りと一口に言っても、彼女さんに対する怒りの他に、自分への怒りも湧いてくるものです。「どうしてあんなことをしてしまったんだろう」「彼女をもっと幸せにしてやれていれば」とふつふつと怒りが湧き出てきますが、もうどうにもできない虚しさは計り知れません。
この経験をこれからの糧にしていくしかありませんが、とにかく今は感じている怒りを残らず出してしまって、ちゃんと発散してあげることが大切ですよ!
逃避
悲しみや怒りは一般的な感情ですが、「事実を受け止めたくない」という気持ちから生まれる「逃避」の感情も出てきます。この感情はツライことから逃げたいという人間の本能的な部分の働きなので、決して悪いものではありません。
ですが、逃避的な傾向が強くなると現実をしっかりと受け止められず、ややキツめな言い方にはなってしまいますが「彼女と別れた」という事実が認識できないことになります。「まだ望みがある」「どうにかして復縁しよう」と誰も幸せにはなれない方へと進んでしまいやすくなるので、感情として現実から逃げたくなる気持ちは自分で理解しつつも、頭の奥では冷静になっていることが大切です。
自分の感情に素直になってみよう
以上のように、失恋後には
- 悲しみ
- 怒り
- 逃避
といった3つの感情が出てきます。どれも自分にとってはツライものですが、だからと言ってこれらを消す方法はありません。そして、失恋後にすべきことは、このような感情から目をそらしてできるだけツラくならないことではなく、できるだけ自分の感情に素直になるということです。
悲しみや怒りを大切に扱う
先ほども申し上げましたが、男性は女性に比べて自分の感情に素直になることが苦手。しかも、恋愛という男らしさが絡んでくるものですから、なおさらその傾向が出やすくなります。しかし、そんなプライドは捨ててしまい自分の悲しみや怒りに素直になってみることが、失恋後のダメージを少なくするための唯一の方法なのです。
皆さんは「モーニング・ワーク」という言葉を知っているでしょうか?モーニング・ワークとは、喪失体験を乗り越えるためには一旦悲しみや怒りに素直に浸ることが必要であるといった理論です。すぐに忘れてしまいたい気持ちはわかりますが、このモーニング・ワークの過程を経ることで本当の意味で前へと進むことができることを覚えておきましょう。
涙が出る時は素直に泣けるだけ泣く
そして、モーニング・ワークをしっかりと行うためには「涙を流す」ことが大切になってきます。男性は泣くことが非常に苦手なのでなかなか難題かもしれませんが、1つ心の壁を超えてしまえばドッと溢れてきたりもするので、無理に涙を止めることはしないようにしましょう。
逆に、不器用さに拍車がかかってどうにかして泣こうとする方もいらっしゃるかもしれません。失恋後はとにかく余裕がありませんから、色々な情報を鵜呑みにしてしまって「泣くことが良い」と頑張って実践してしまうパターンです。しかし、これは自分の気持ちに素直になっているとは言えませんから、モーニング・ワークからは外れてしまいます。
本質は素直になることです。涙が出る時は泣けばいいし、なかなか出てこない時は無理に泣かなくていいんです。とにかく今は、自分の感情を大切にしていることだけ考えていれば必ず道は拓けてきます。後になって、あの時ツラかったなぁなんて思えていればそれだけで良い経験となるものですよ!
この章のまとめ
失恋後の感情には、
- 悲しみ
- 怒り
- 逃避
の3点が存在する。どれも大切な感情になるため、無理に消そうとせず素直になってみることが大切。
失恋を乗り越えよう:行動編
心理編をご紹介したところで、ここからは失恋を乗り越えるための行動編になります!頭で考えるだけでは先へと進めないので、行動に関するアプローチをしていくことも大切なことです。
趣味・仕事に打ち込んでみる
失恋をすると心にばかり気がいきがちですが、いっそのこと趣味や仕事へと打ち込んでみるのもアリかもしれません。
恋愛をしている時には、彼女や女性に対して時間や意識を費やすことで余裕がなく、これらのことにあまり気がいかなかったかもしれません。ですが、今は身も心もフリー。良くも悪くも自分の中に「スペース」ができているので、それを趣味や仕事へと充ててしまうと精神的な余裕が出ることにつながっていきます。
仕事や勉強で自分磨き・1人で傷心旅行
具体的にあげられるのが、仕事や勉強で自分に磨きをかけること。日常的な仕事や勉強は心が活発に動く恋愛に比べて退屈なものですが、時間的余裕ができたことで今まで以上に集中して取り組むことができるかもしれません。いずれも自分の将来へと直接つながってくるものですから、力を入れて取り組むことで確実にプラスへと働いてくれます。
また、趣味でいうと一人で傷心旅行へと出かけてみることなんかもおすすめ。失恋中は心が停滞しているので、新鮮なものに触れることで心の本来の働きが戻ってきやすくなるのです。旅行先で美味しいものや美しい自然に触れてみる。超ベタな感じですが、それでも効果があるからこそベタになっているとも言えますね。
いずれにせよ、クヨクヨと悩んでいたって何も始まらないことだけは確かですから、ある程度落ち込んだ後にはこのように行動してみるのも良いですよ!
無理に頑張るのはNG
だからと言って、ものすごく辛い状態で「今の俺には仕事しかない!頑張るぞ。」と無理やり自分を奮い立たせてしまうと、逆効果になる可能性もあります。先ほどの心理編でも言いましたが、失恋後に最も大切なことは自分自身に対して素直になることです。
したがって、「今はまだ何も考えられない」ということならばじっとしているべきだと言えますし、逆に吹っ切れた感じがあるならば、今まで集中してできなかった仕事や趣味に力を入れてみるとGood!
趣味に関してはこれまで触れてこなかったものにも積極的にチャレンジすることで、色々な形で先へと生かすことができます。失恋後は自分の中に新しい価値観が芽生えやすいですから、様々なものにフレッシュな心境で取り組んでみるもの良いかもしれませんね(^^)
友達に今の心境を打ち明けてみる
心を許せる友達に対して今の心境を打ち明けてみるのも、ものすごく効果的です。冒頭の部分でもお伝えしましたが、男性は女性に比べて他人に対して自分の気持ちを率直に伝えるということが非常に苦手な生き物。プライドが邪魔をしたり、迷惑かなとか思ったりして伝えられない気持ち、ものすごーくわかります。
一方で、かなりヤバめな失恋をした女性がいて「大丈夫かな?」と心配になったりしても、1週間経ったらケロッとしていたりするのは、他人に愚痴や思っていることをぶちまけているからなんですね。では、どうして他人へと話してしまうことで楽になるものなのでしょうか?
単純に安心できる
失恋後は性別問わず孤独な気持ちに苛まれるもの。したがって、他人との関わりが自分の傷を癒してくれるという側面もあります。もちろん、依存的になってしまうこととはまた違い、一人でじっとしている期間を経ることが前提とはなりますが。
失恋後に孤独な状態のままいるとどんどん気持ちは落ちていくため、これでは立ち直れるものも立ち直れません。こういう状態に、他人との関わりが救いを生んでくれます。特に心を許せる友達や家族の存在は非常にありがたく、変なプライドをかなぐり捨てて自分の率直な気持ちを話してしまうことで、「あぁ、なんとかなるかもな」といった安心感がもたらされるのです。
しかし、ここで大切なのは本当に心を許せる人にだけ話すということ。男性の場合は、他人に対してあっけらかんと全ての気持ちを話すことは、心理的なハードルがとても高いものです。この高いハードルを乗り越えて話したのに、返ってくる言葉が厳しかったり全然自分の話を聞いてくれなかったりすると、全くの逆効果を生んでしまいます。
したがって、「こいつなら絶対大丈夫だ」という人に対して話すようにしてくださいね!
他人に話すことで客観的になれる
また、心理的な安心感を得られることの他には、「客観的になれる」といったメリットももたらされやすいです。失恋後はとにかく心理的な余裕がありませんから、自分の気持ちをめちゃめちゃ主観的に受け止めてしまいます。例えば、ある事情があって別れを生んでしまった際に、「100%俺が悪い。俺は最低だ。」みたいに解釈してしまいやすいということです。
ですが、その事実を客観的に見ると、一方的にどちらかが悪かったりすることはまずありません。恋愛というのはどちらかだけで完結するものではありませんから、「主観」というものでは扱いきれないテーマなんです。しかし、失恋後は特に主観でしかものを考えられないので、心がにっちもさっちも行かずに心理的にとても苦しくなってしまいます。
このような状態で、自分ではない第三者である他人からの言葉をもらうことで、自分だけでは絶対に持ち得なかった考えや解釈があることに気がつき、精神的にとてもラクになります。自分というこだわりから抜けると、案外諦めもつきやすいものです。
以上のような理由があって、失恋後は心を許せる他人へと自分の全てを話してしまうことをおすすめしています。なかなか骨が折れることかもしれませんが、先へ進むための第一歩として踏み出してみましょう。
また、女友達に相談することで、女性ならではの視点からのアドバイスをもらうことが可能です。ひょっとしたら友人であったその女性といい感じになったりもするかもしれませんし、あるいは自分にあった女性を紹介してもらえたりして、出会いのきっかけになったりするかも。
失恋ソング・漫画・ドラマに浸ってみる
失恋ソングや漫画、ドラマなどにいっそのこと浸ってみるのも悪くないかもしれませんね。「そんなんして意味あるの?」と思われるかもしれませんが、効く人には本当に効きます。その理由としては、「他人への同情」というものがあげられるでしょう。
同情の心が救いとなる
人間はなんやかんやで他人との繋がりで幸せを感じる生き物です。だからこそ大切な彼女という存在と別れなければならず、とても悲しい気持ちになってしまうのですが、そんな繋がりは意外と身近なところにあったりします。
そして、繋がりというものに大切な要素となるのが「同情心」です。同情の心はそもそも他人の気持ちがわかっていないと持ち得ないものですから、必然的に他人との繋がりへと結びつくものになりますよね?ですから、恋愛映画や失恋ソングやドラマなど、絶対に失恋した人が出てくるものは同情の心を産む格好の対象と言えるため、失恋後に聴いたり見たりするとラクになるものだと言えるでしょう。
無理は禁物
ですが、ここでももちろん無理は禁物です。真面目な方は「失恋ものを見るぞ!」と意気込んでいるかもしれませんが、自分の心に余裕がない状態で見るのはNG。筆者は、失恋ほやほやの時に失恋ソングを聴いて辛い思い出がフラッシュバックし、かえって立ち直るために時間を要しました。
何度も言いますが、大切なのは自分に素直になること。自分の心がまだそういったものに拒絶反応を示している段階では何の意味もないですから、多少の余裕が出てきてから触れるようにしてみましょう。
元カノ関連の物とお別れする
今までは自分の心に素直になることが大切と説いていきましたが、「元カノ関連のものとお別れする」ことに関しては無理矢理にでも決行してください。自分の身の回りに元カノに関連したものがあると、どうして思い出してしまうもの。それゆえ、傷がなかなか治らなかったり、いつまでも元カノの「記憶」にしがみつくこととなってしまいます。
また、別れたという事実を受け止められなくなることにもなってきますから、どれだけ嫌でも捨て去ってください。
筆者は、元カノにフラれたその日のうちにプレゼントでもらったサイフを、思いっきりどこかわからない場所へとぶん投げた経験があります。この経験が功を奏したかはわかりませんが、今では元カノとの想い出はほとんどなく、代わりにそのサイフを捨てた光景だけが今でも脳裏によぎります。
カップル時代のものを捨て去ったという事実が、案外「もう終わったもの」という認識を自分に与えてくれたりしますから、綺麗さっぱり捨ててしまってスパッと切り替えることを意識してみてはいかがでしょうか?
SNSには要注意!
失恋後に要注意なのが「SNS」です。昔は彼女と別れてしまうと、彼女との繋がりは嫌が応にもスパッと断ち切られるものでした。だからこそ、失恋の痛みは凄まじかったと思いますが、逆に言えば切り替えやすい状況が生まれていたとも言えます。
一方で、現代はSNSという厄介なモノが存在してしまっている時代です。彼女と別れてしまっても一方的な繋がりはまだ残しておくことができてしまうため、これが原因で引きずりやすい男性が増えているのでしょう。
フォローは外す。無理ならミュート
正直に言えば、元カノのSNSを見ていても何一つとして良いことはありません。思い出が捨てにくくなるだけですし、歯止めが効かなくなっていつのまにか「サイバーストーカー」となっていることすらあるでしょう。これでは、別れたという認識ができなくなってもおかしくないですし、現にこういったことが原因で痛ましい事件が起こったりもしています。
また、SNSを見ていて怒りの感情が憎しみへと変わり、いわゆる「リベンジポルノ」を行うキッカケにも十分なり得るのです。これでは、失恋を乗り越えるどころの話ではありません。
元カノとのつながりがSNSで得られている事実は、確かに安心感を与えてくれるものではありますが、これはまやかしの安心に過ぎないことを皆さんは心のどこかでわかっているでしょう。したがって、元カノのフォローはできれば外す。それで色々問題が起きそうならば、ミュートにしたりといった措置を行いましょう。
いっその事アカウントを変えてしまうのも手です。いずれにせよ、元カノ関連のSNSとは絶対に関わらないという鉄の意志を持つ必要がありますので、失恋を引きずりたくないならばこれは覚えておいてください。
失恋から立ち直る一番の薬は「時間」
今まで心理・行動の二面での失恋後の対策をお伝えしてきましたが、失恋後の傷心に対して最も薬になるのは「時間」です。時の流れは心の傷を癒す万能薬といっても良いでしょう。今回ご紹介した方法は、この薬の効果を最大限発揮するためのものでしかありません。
どれかを行えば100%失恋を引きずらなくなるというわけではなく、最終的に自分を癒してくれるのは時間の経過であることを覚えておいてください。逆に言えば、この時間に抗って無理にでも失恋後を乗り切ろうとすると、時間という薬が劇薬へと変わり皮肉なことに「引きずる」ことになっていきます。
大好きだった彼女と別れることはとても辛いことではありますが、それでも前へと進んでいきたいというあなたの心はとてもご立派なものです。その心を大切にしながら今回ご紹介してきた方法も実践し、焦らず次へと進んでいきましょう。
この章のまとめ
失恋後は、
- 趣味・仕事に打ち込んでみる
- 友達に今の心境を打ち明けてみる
- 失恋ものに浸ってみる
- 元カノのモノとお別れする
- 元カノのSNSは絶対に見ない
このような行動をとると引きずらずにスパッと次へと移りやすい。一番の薬は時間の経過なので、焦らずゆっくり乗り越えていこう。
まとめ
今回は、引きずりやすいと言われている男性の失恋を、どのようにして乗り切っていくかをまとめました。
この記事がみなさまのお辛い心のお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
コメントを残す