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男女ともに恋人に求めるものは千差万別ですが、女性が男性に求めるものの中でも特に気になるのが「年収」ではないでしょうか?
雑誌やテレビのインタビューなどで「1,000万円以上が理想です」なんて口にしている女性もチラホラ目にしたりしますが、現実はどのようになっているのでしょう?
そこで、当サイト「Mens STAR」では、女性が恋人に求める理想の収入を明らかにするために、独自アンケートを実施しました。この記事では、独自アンケートの結果と女性の本音を紹介し、そこからわかることを解説しています。
女性が恋人に求める年収の独自アンケートを実施
では早速、独自アンケートの結果を見ていきましょう。今回、当サイトが実施したアンケートの概要は以下の通りになります。
調査目的 | 適切なコンテンツの提供を目的とした恋人に求める年収に関する意識調査 |
---|---|
調査方法 | WEBアンケート(ランサーズ) |
調査対象者 | 一般女性10代~60代 |
有効回答数 | 463名 |
調査実施期間 | 2021/10/28~2021/11/1 |
それでは、結果を紹介していきます。
恋人に求める年収の割合
統計値 | 数値 |
---|---|
中央値 | 451万円〜600万円 |
最頻値 | 451万円〜600万円 |
*中央値は全体の中心を示す統計値。最頻値は最も多くの回答者が存在する統計値。
まずは、「恋人に求める理想の年収はいくらですか?」という質問に対する答えを年収別にまとめてみました。その結果が上記グラフと表になります。
グラフを見てもらえるとわかる通り、「いくらでも良い」「〜300万円」と答えた方が、全体の10%強存在しました。その後は「451万円〜600万円」まで増加していき、ピークを迎えます。
その後、求める年収が高くなればなるほど回答者は減っていく傾向が見られました。
また、全体の中心を示す中央値と、回答者が最も多かった最頻値はともに「451万円〜600万円」だったため、女性が男性の恋人に求める理想の収入は「451万円〜600万円」が相場だといえます。
「いくらでも良い」の意見
アンケートの中で、理想の年収に加えて「回答した理由をお答えください」という質問を用意したので、その中で得られた意見をそれぞれの年収に分けて紹介していきます。まずは「いくらでも良い」と答えた女性の意見を見ていきましょう。
「いくらでも良い」と答えた女性は全体の「10%」だったので、10人に1人が恋人に求める年収は気にしないことがわかります。これを多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれですが、当然、以下のような意見を持つ女性が存在します。
結婚相手でなく恋人なので年収は関係ない。
あくまで今回のアンケートは「恋人に求める収入」なので、結婚相手ではありません。恋人や彼氏にする分には別に気しないものの、「夫婦での結婚生活となると話は別」とする女性は全体を通して一定数存在しました。
一方で、結婚を踏まえたとしても、年収は気にしないという女性がいたのも事実です。
自分と同じくらいであれば構わない。無職、無収入では困る。
フリーターでも会社員でも自営業でもきちんと働いているなら年収は気にならない
こちらの女性からの意見は、非常に参考になります。「自分と同じくらい」という条件を設けてはいるものの、無職、無収入でないなら問題ないとしていました。また、フリーターや正社員問わず、しっかり働いている男性なら全く気にしないという女性もいたので、お金だけが全てではないと考える女性もしっかり存在します。
お金ではなく好きか嫌いだからです。
こちらの意見では、お金よりも「好きか嫌いか」という軸を大切にしていることがわかります。お金がある人と付き合って結婚したいという女性もいれば、シンプルに「好きな人と一緒にいたい」と考える女性もいるということです。
安定とした収入があるからと言って幸せになるとは限らないと思います。安定とした収入があるから満足じゃないと思います。お金の面はお互いに助け合いをすればいいと思います。
また、収入が低いなら助け合えばいいという女性もいますし、
年収は高ければ高いに越した事はないと思いますが、収入が高いと言う事はそれなりに理由があり拘束時間が長くなりサービス早出や残業が発生しそうだし、求められるスキルも高くなり仕事でのストレスも多くなると思います。そうなると、プライベートにも悪い影響が出てくると思います。ちゃんと定職に就いて真面目に仕事をしてくれていたら、それで良いです。
収入が高いに越したことはないものの、高収入の男性にはそれなりの欠点、ではないですが、デメリットもあると認め、それを踏まえると収入は関係ないと考えている女性もいました。
また、注目すべきがこちらの意見です。
今のご時世ある程度自立できる年収であればいくらでも構わないです。むしろ家の事をある程度やってくれるであれば養ってあげたいとも思っています。
最低限自立できる年収があれば良いとしていて、家のことさえやってくれれば養うことすら問題ないとしています。
このように、収入は「いくらでも良い」と考える女性の中にも、多様な意見があることが見て取れます。しかし、共通していたのは「働いていないのは論外」としている点なので、女性と付き合いたいと考えるなら、やはり仕事にはどういった形でも就いている必要がありそうです。
「〜300万円」の意見
続いて、「〜300万円」と答えた女性の意見を見ていきましょう。全体に占める割合は「1%」と非常に少なく、回答件数も5件と非常に少ないです。
実質的に、この「〜300万円」とする女性は「いくらでも良い」と考えていると予想されるので、あくまで参考程度に捉えてください。
まず非常にタメになる意見がこちらになります。
最低限の生活ができる収入で十分だと思うため。
先に伝えておくと、この意見の中にある「最低限」という言葉は、300万円〜1,000万円越えまで、全ての層で見られた言葉です。つまり、この女性は「年収300万円」あれば最低限の生活ができると考えていますが、同時に「300万円では最低限の生活すらできない」と考える女性もいます。
したがって、恋人や結婚相手を選ぶときには、「自分と相手の最低限」がある程度一致している必要があると考えられます。
自分一人でも生活できるだけの貯金はあるけど、その分、相手にも最低限の経済力は持っていてほしい。頼られたくないから。
こちらの女性も同様に「最低限」という言葉を使っていますね。
地方の田舎で地域柄賃金が安いので年収300万円以下でも十分だと思うので。
また、こちらの女性は地域による特徴を指摘しています。たとえば、「年収300万円で東京住まい」と聞くと非常にカツカツな生活を想像させられますが、土地や物価、生活様式や生活水準、さらには価値観まで大きく異なる「年収300万円で田舎住まい」の場合は、そこまで息苦しい印象は受けません。
このことから、自分や女性がどこに住んでいるのか、どこで働いているのかでも、求める年収は大きく変わってきそうです。
「301万円〜450万円」の意見
続いて、「301万円〜450万円」と答えた女性の意見を紹介していきます。この層は全体の「16%」と、全体の1%しかなかった「〜300万円」からは大きくボリュームを増やしています。
当然ですが、
恋人であれば恋人の年収はさほど気にならないため。2人で遊びに行って支払いしていただけるくらいの年収があれば。
このような「恋人なら」という前提で答えている女性もいましたが、以下のような意見を持つ女性も存在しました。
月収25万円以上、贅沢な生活を望まなければ、普通に生活でき貯蓄もできる金額だと思います。わたしは、仕事中心の恋人よりも、仕事も恋人も大切にしてくれる相手の方がうれしいと感じます。
将来を考えたときに、どんな生活を送りたいのか。理想の生活を送ることができる年収は301万円~450万円だと思いました。
年収は高すぎなくても良いが、普通に生活できるくらいの年収は持っていてほしいから。2人で東京で暮らすとしたら、月に約30万くらいは必要だから、30万×12ヶ月で360万、年に25万くらいは貯金にまわしたいから、それを足して、年収が385万くらいはあったらいいかなと思ったから。
月30万+ボーナスがあればコツコツ生きていけるのではと思ったから。
これらの意見からは、「301万円〜450万円あれば理想の生活ができる」と考えていることが見てとれます。「都内のタワーマンションに住んで、海外旅行は年1回、専業主婦でリッチに暮らす」ことを理想とする女性がいれば、「普通に生活する」ことを理想とする女性も存在する事実は、男性としてよく知っておくべきかもしれません。
社会や一部の女性が決める「これが理想の男性!」という誤った情報を正しいと信じてしまうと、人生の幅が非常に狭まってしまいます。
また、以下のような意見を持つ女性もいました。
自分と釣り合うぐらいのほうがいいから。自分より月の稼ぎがよすぎると自分と釣り合わない人だと思ってしまうから。
「自分と釣り合う」ことを第一に考えた結果、この年収に落ち着くとのことです。年収が違えば、これまで辿ってきた人生も大きく異なりますし、生活様式から金銭感覚、さまざまな部分の価値観も違ってくる可能性が高いので、そこで喧嘩が増えてしまったら本末転倒。
だったら、「自分と近そうな男性を選びたい」と考えるのは、自然なことだといえるでしょう。
一方で、このような意見を持つ女性もいました。
人を年収で判断するのは良くない、と思い、年収300万未満の人と暮らしていますが、精神的に落ち着かず、DVや浪費をしたり、向上心がありません。
やはり最低限の向上心は必要です。それが無いと、子供と話しているようで、寂しいです。
年収で人を判断するのは良くないこととしつつも、実際に年収が300万円未満の男性と接していると、「向上心がない」とのことです。全ての方がそうではありませんが、中には「今のままで構わない」と、自分で年収を上げようとする努力をしない男性もいるかもしれません。
つまり、この女性は「低収入な男性が嫌」ではなく、「低収入で向上心がない男性が嫌」だということなので、低収入でも人間として持つべきものを持っていれば、恋人として、パートナーとして問題がないのかもしれません。
「451万円〜600万円」の意見
続いて、「451万円〜600万円」と答えた女性の意見を見ていきましょう。答えた方の割合は全体の「29%」と三分の一に迫り、全階級の中で最も回答者数が多くなりました。
また、全体の中心を示す中央値もこの階級だったので、以下の意見は「大多数の女性の本音」だと考えられます。早速見ていきましょう。
まず取り上げたいのがこちらの意見。
このぐらいが平均なのかなと感じるからです。
「普通に生きれれば良い」と考える女性は多いため、それなら平均でちょうど良いじゃないか、と考えるのでしょうか。
貯金ができて暮らせる金額だと思うからです。
こちらの意見のように「貯金」という言葉を目にする頻度が増えたのも、この階級の特徴です。
また、以下のような意見が非常に多く見られました。
低すぎず高すぎない収入が理想です。
収入が高い=社会的地位が高い可能性があり、その場合「仕事が忙しい」「二人の時間確保が難しい」「仕事優先」のリスクがあるので嫌です。
収入が低い=「貯金できなそう」「常に余裕なさそう」「あまり旅行に行けなそう」と勝手に思っているので、自分の年代のある程度はもらっててほしいです。
将来も考えやすい年収帯だと思います!
収入が高すぎると仕事が忙しく、家庭を蔑ろにされる可能性が高い。逆に収入が低すぎると、生活水準が低くなりそう。
そう考えると、ちょうど良いのが「451万円〜600万円」になるとのこと。妙に説得力がありますね。
他にも、高収入だからこそ起こり得る問題について取り上げている女性が存在しました。
あまりにもお金持ちだと逆に不安になるため、小金持ちぐらいが自分的にベストです。
低すぎると生活に困るし、あまり高すぎると結婚し子どもが産まれたとき子ども手当の対象等から外れそうな気がするから
確かに、このお二方の懸念も納得できます。結局、さまざまな面で「ちょうど良い」のがこのくらいの年収なのでしょう。
「601万円〜800万円」の意見
続いて、「601万円〜800万円」の意見を紹介していきます。全体の割合は「23%」と、「301万円〜450万円」の次に多くの女性が回答した階級でした。
まず紹介しておくべき意見がこちら。
最低限の年収がここだと思うからです。
他の階級にも「最低限」と答えた女性はいましたが、当然この「601万円〜800万円」と答えた中にも存在しました。同じ国の中で、ここまで「最低限」が異なるのは少し不思議に思えます。
また、この階級から目につくようになったのが「共働き」「専業主婦」という言葉です。
生活費、老後の貯蓄、子どもの貯蓄など諸々考えると601万円以上あると少し余裕が持てると思います。
共働きをしなくても生活するとなるとある程度の収入が必要だと感じます。
こちらの女性は、共働きではなく専業主婦として生きていくことを前提に男性を選んでいるようです。確かに、専業主婦として子供を育てていき、老後の貯蓄まで考えるなら、このくらいは「最低限」稼がないとやっていけないかもしれませんね。
また、「1,000万円」という大台を意識している女性が多かったのも特徴です。
1000万を超えると、それほど激務なのだと予想出来るしワンオペになるのは嫌なのでこの額が個人的に理想です。
お金はないよりあった方がいいと思うから。ただ年収が1000万いくと控除やもらえる国からの
支援が一番苦しいとおもい、601万円~800万円を選択しました。
1,000万円を変に超えてしまって、国からの補助がもらえなくなるなどの問題が生じてしまうよりは、このくらいの年収の方が結果的に幸せになれそう、と考えているようです。
実際、以下のような意見を持っている女性もいます。
年収700万円くらいが一番幸福度が高いって何かの情報で聞いたことがあるから。
これは154カ国、170万人を超える調査で判明した事実で、科学的に証明がされています。「稼げば稼ぐほど幸せになるわけではない」という事実は、男女問わず、持っておきたい共通認識です。
参考:「幸福度のピークは年収660万円」脳科学者が語る3000万稼いでも幸せになれない深い理由 – PRESIDENT Online
「801万円〜1,000万円」の意見
続いて、日本人の平均年収のおよそ2倍程度である「801万円〜1,000万円」の意見を紹介していきます。
結婚を前提に考えた時、将来のことを考えて最低限安定した収入を得ている方がいいと感じるからです。
例によって、ここでも「最低限」という言葉が出てきました。どの水準を最低限とするのかは、本当に人それぞれであることがわかります。
また、「専業主婦」という言葉がハッキリと出てくるのも、この階級の特徴です。
将来結婚した時に、専業主婦になりたいから。専業主婦になるためには、相手がこのくらいの収入がないと生計が成り立たない。
専業主婦になることを考えると、男性はこの程度の年収がないと成立しないようですね。結婚する前に、将来的に専業主婦になりたいかどうかはしっかり確認しておいた方が良さそうです。
子供に十分な教育費をかけられるから。
また、子供の教育費用にあてたいという意見も多く見られました。お金をかけないと良い教育ができない訳ではありませんが、お金をかけられるほど習い事など、子供の選択肢を広げやすいのもまた事実です。
他に見られた意見では、
たくさん稼いでくれる男性が良いからです。
このような「たくさん稼いでくれる男性が好き」という方の意見や、
多すぎて忙しかったり偉そうにしているのではなく普通の生活感覚を持っている人がよいから。逆にこれ以上少ないと能力が低い感じがする。
「収入が高い=能力が高い」と考えている方の意見など、多様な意見が存在しました。
「1,001万円〜1,500万円」の意見
続いて、大台である1,000万円を超える「1,001万円〜1,500万円」の方の意見を紹介していきます。
まず大変参考になったのが、こちらの女性の意見です。
将来結婚を考えている相手の場合、共働きをしなくても大丈夫、かつ子供に好きなことをさせてあげられることが出来るようにと考えた場合、1000万円以上は必要だと考えました。しかし、将来結婚すると考えないのであれば、年収451万〜があればお互いに旅行など行くなどするとしても、金銭面で困らないのではないかと考えます。
結婚相手として考えた場合、共働きをしない(専業主婦でいたい)、かつ子供の教育のことを考えると、1,000万円以上は必要だとのこと。一方で、単なる恋人とするならば、450万円程度で問題ないとしています。
恋人と結婚相手の対象をここまでハッキリと分ける女性もいる事実を、男性陣は肝に銘じておくべきかもしれません。
そして、収入1,000万円までは見られなかった、「愛よりお金」という意見がここで初めて登場しました。
やはりお金がないと何もできないし、満たされません。若い頃は愛があれば・・と思っていましたが、最近では周りの友人を見ているとやなりお金さえあればと思ってしまいます。1,000万円が基本あれば私の思い描く生活が実現できると思うからです。
お金がないと「何もできないし満たされない」と考えていて、こういった価値観ならパートナーに高収入を望むのも納得です。
お金をある程度稼げる人に対して、かっこいいと感じるからです。
また、お金を稼げれば稼げるほどかっこいい男性と考えている女性の意見や、
何だかんだ、お金はあった方がよいと思うので
「なんだかんだ」とふわっとしたイメージを持っている女性の意見、
私が働かなくても、ゆとりのある生活をすることができる年収を想定し、選びました。
専業主婦に関する意見や、
実家がそれぐらいあったのでそれ以下の暮らしは耐えられない
育ってきた環境から、収入が低い生活に耐えられないとする女性など、幅広い意見が見られました。
しかし、多くの女性に共通していたのが「お金である程度幸せが決まる」という価値観です。お金があればあるほどできることが増え、お金を稼げる男性の方が優れている、と考える。
だからこそ、恋人や結婚相手に対して1,000万円を超える高収入を望むという、ある意味でシンプルな考え方をしていることがわかります。
「1,501万円〜2,000万円」の意見
続いて「1,501万円〜2,000万円」の意見ですが、ここまでくると先ほどの「1,001万円〜1,500万円」とほとんど同じです。
- 専業主婦でいたい
- 子育てに積極的に投資したい
- お金があればあるほどできることが増える
- 育ってきた環境から収入が低い生活には耐えられない
これらが「高収入男性を望む女性の声」だと考えて問題ありません。
「2,000万円以上」の意見
最後に、今回のアンケートの最大の階級である「2,000万円以上」とする女性の意見を紹介していきます。
「ここでも出てくるか」と、正直思ってしまいましたが、
必要最低限の生活プラス、自己投資するためのお金は必要
「最低限」という言葉が最大階級の2,000万円以上でも確認できました。最低限という言葉の意味が人によってここまで異なるとは、本当に不思議なものですね。
子供が欲しい為学費を考えると上記の金額が必要だと感じたちめ
また、教育費関連の意見ももちろん見られます。ただし、「専業主婦」という言葉は出てきませんでしたが、おそらく、このレベルの収入の男性を望む女性にとっては、専業主婦として生活することは当たり前すぎて、意見に出てこないのだと思います。
一方で、現実的な意見も見られました。
1000万代は一番きついので、それ以上必要。本当にお金に困らず、幸せに暮らしたいならこれくらいほしいから。
こちらの女性は、「1,000万円代が一番きつい」と主張されています。「1,000万円も稼いでいるんだからきついわけないだろ!」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
記事のテーマから逸れるので詳細は省きますが、
- 税金が高い
- 各種控除が対象外
- 子育て支援が受けられない
1,000万円を超える年収になると、このような現実が待ち構えています。所得税と住民税、社会保険料などで数百万円を引かれるため、仮に年収1,000万円だとすると手取り換算で700万円〜800万円まで減少するにも関わらず、高所得世帯なので控除や支援が受けられません。
こういったことを考えると、「2,000万円あった方が良い」と考えてしまうのも理解できなくはありませんね。
高ければ高いほどいいから
理想なので、ゴージャスな夢を見たいなと思いました
また、2,000万円以上という年収ではなく、「一番高いものを選んだ」という女性もいました。今回のアンケートでは「理想」について尋ねているので、アンケートの中でくらいは理想を追求したい、という心の奥底からの願望が見て取れます。
年齢による求める年収の割合
年代 | 中央値 | 最頻値 |
---|---|---|
10代・20代 | 451万円〜600万円 | 451万円〜600万円 |
30代 | 451万円〜600万円 | 451万円〜600万円 |
40代 | 601万円〜800万円 | 451万円〜600万円 |
50代 | 451万円〜600万円 | 451万円〜600万円 |
以上のように、恋人に求める年収によって、女性のさまざまな意見が存在することがわかりましたが、どの程度の年収を希望するのかに「年齢」が関係している可能性も否定できません。
それを確かめるために、回答者の女性を10代・20代〜50代以降に分けて、「女性の年齢別の恋人に求める理想の年収」を明らかにしてみました。その結果を示しているのが上記グラフと表になります。
グラフは年代における、各年収の回答者割合を示していますが、一番右の水色のバーが「全体の平均」を示しています。この全体の平均と比べると、各年代である程度のバラつきは見られたものの、そこまで大きな違いはないように思えます。
どの年代でも「451万円〜600万円でピークを迎え、その後緩やかに減少していく」傾向が見られました。
実際、中央値と最頻値の2つの統計値にそれが現れており、40代の中央値「601万円〜800万円」を除いて、その他の全ての中央値と最頻値が「451万円〜600万円」と一致しています。
したがって、女性の年齢による、恋人に求める年収に大差はなく、一貫して「451万円〜600万円」が最も需要の集まる年収だといえます。
収入に関係なく女性を幸せにできる男を目指そう
女性から見た男性の収入に関する率直な意見を紹介してきましたが、収入が高くない男性にとっては耳が痛いものもあったかもしれません。
また、アンケートを見て「彼女を作るために収入をアップしないと」と思った男性もいるかもしれませんが、「収入が増えたから彼女ができて結婚もできて幸せになれる」と、短絡的に考えて良いものなのでしょうか?
恋人に求める収入は「幸せとは何か」と同義
今回のアンケートは、女性を対象にした「恋人に求める理想の年収」を尋ねるものでしたが、この年収の中には「自分にとっての幸せ」が如実に反映されています。
例えば、高収入の男性を希望する女性にとって、人生とは、
- 専業主婦として家庭に入る
- 子育てに積極的に投資する
- お金がない生活に耐えられない
このようなものなので、自分が希望する収入より低い男性では「幸せになれない」と考えているからこそ、高収入の男性を希望しています。
「高収入を求める女性」を否定してはいけない
逆にいえば、高収入の男性を希望する女性からすれば、収入が低い男性は、
- 自分も働かなければいけない
- 子育てに投資できない
- お金に縛られる
このような理由から、「幸せになれない」と考えていることになります。こういった女性の本音を聞いてしまうと、「拝金主義でいやらしい女性だな」とこきおろしたくなる男性もいるかもしれません。
しかし、このような女性たちを否定してはいけません。恋人にしたい人や結婚相手に対し、何を望むのかは人それぞれだからです。
例えば、男性で女性に高収入を望むことはあまりないかもしれませんが、その代わり、
- 顔が好みの女性
- 料理が上手な女性
- 家のことを全部任せられる女性
このような「自分の理想」を無意識のうちに持っているはずです。そして、「かわいい女性が良い」ことと「高収入の男性が良い」ことに優劣はなく、あくまで男性が理想の女性を語るように、女性も理想の男性を語っているに過ぎません。
したがって、「高収入の男性が良い」とする女性がいて、自分がその対象に入っていなくても、それは単に「縁がなかった」だけであり、女性に問題があるわけでも、自分に問題があるわけでもなく、求める幸せに相違があるに過ぎないのです。
自分の求める幸せを肯定してくれる女性を大切にしよう
では、皆さんの求める幸せとは、一体どんなものでしょうか?「美しい女性を奥さんにしたい」といったものから、「お金がなくても楽しく暮らしたい」といったものまで非常に幅広くあると思いますが、大切なのは「自分の求める幸せを肯定してくれる女性」を大切にすることです。
アンケートの中でもありましたが、恋人の年収を「いくらでも良い」と答えた方の中には、
- お金よりも好きか嫌いが大切
- お金の面は助け合えば良い
- 定職に就いて家庭を大切にしてくれれば良い
このようなことを「幸せ」と答えた方が存在しました。したがって、もし自分の年収が低いなら、スキルアップやキャリアアップ、転職などをして収入を上げようとするなどの努力も大切ですが、それと同じくらい、今の自分を受け入れてくれる女性を見つけ、大切にすることも重要です。
「収入以外のところ」で自分を磨こう
この記事は女性から見た男性像を「収入」という点で切り取っているため、「世の中結局金かよ!」と思ってしまう男性もいるかもしれませんが、全ての女性がお金にこだわりを持っているわけではありません。
むしろ、アンケートの中でもあったように「お金より大切なもの」はたくさんあるので、「収入以外のところ」で自分を磨いていくことが、収入に関係なく女性を幸せにするために必要なことです。
では、どのような点を磨いていけば、「収入以外のところ」で良いと思ってもらえるのでしょうか?
家庭を大切にする意識を持とう
今回のアンケートは「恋人にしたい男性の理想の収入」がテーマでしたが、多くの女性が結婚相手を前提として答えてくれました。そして、比較的低い収入でも問題ないとしている女性の大半は、「お金を稼ぐよりも家庭を大切にして欲しい」趣旨の意見を持っていたのが印象的です。
代表的なものを以下にまとめます。
- 「つながり」を大切にして欲しい
- 仕事で忙しくするのではなく、時間的、精神的ゆとりを持って家族のつながりを大切にしたい。
- 「家事・子育て」に参加してほしい
- 女だから、男だから、という枠に当てはめるのではなく、二人で支え合いながら生きていきたい。
- 「自立」して欲しい
- 片方をもう片方が頼りにするのではなく、お互いが自立して生きていきたい。
本当に色々な意見がありましたが、主に以上3つに分けられました。最も多かったのが「つながり派」で、お金を稼いでも仕事が忙しかったり、仕事のストレスですれ違いが生まれては意味がないから、ゆとりを持って家族のつながりを大切にして生きていきたい、とする女性は非常に多いです。
したがって、収入に関係ないところで自分を磨く上では、「他者を思いやれる心」を持つことが最優先だといえます。未婚のうちから思いやりの心を持てるよう強く意識をしておくと良いでしょう。自分の内面に自信がないなら、他社に相談をするなどして、自分を客観的に見つめ直してみてください。
また、「家事や子育てに積極的に参加して欲しい」とする女性も多いです。言い方は悪いですが、「稼がないのに家でふんぞり返っている男」は、男女格差が今より酷かった過去だからこそ成立したものであり、今の時代では求められません。
収入ではなく「金銭感覚」を大切にしよう
今回のアンケートの「年収はいくらでも良い」と答えた女性からは、「年収が低くても生活が成り立っていれば全く気にしない」といった意見が多く見られました。代表的な意見がこちらです。
年収はあまり気にしていませんが、必ず収入内で生活をし、貯金があることを重視します。
これには納得する方も多いのではないでしょうか?人間には「手元にあればあるだけ使いたくなる」という習性があるので、年収の高低に関わらず、貯金を一定のペースで出来る男性ばかりではありません。
むしろ、高収入であるのに貯金がほとんどできない男性もいるほどなので、収入が低くても、生活コストを低く抑えて堅実に生きていれば、経済的に「ナシ」とされることは少なくなるでしょう。
したがって、年収の高低で勝負をするのではなく、「浪費しない」「貯金癖が出来ている」などの堅実な金銭感覚で勝負してみるのも、一つの選択肢かもしれません。
まとめ
女性から見た恋人にしたい理想の男性の収入は、中央値と最頻値がともに「451万円〜650万円」で一致したので、おおよそこの程度が理想の収入の相場だといえます。
また、「年収はいくらでも良い」と答えた女性から、「2,000万円以上」と答えた女性まで、非常に幅広い意見が見られましたが、どの女性も「自分が幸せになるために」考えた結果、出てきた意見です。
人によって恋人の年収に求める最低条件や結婚観は大きく異なるので、デートの中で金銭感覚を確かめるなど、「付き合う前の事前チェック」も欠かさずに行うと良いかもしれません。
いずれにせよ、「こんなことを言う女がいるなんて」と女性を否定するのではなく、「こんな風に考えてくれる女性と幸せになりたい」と、前向きに捉えることが大切です。
高給取りの恋人やパートナーの中には、パートナーの男性の浪費癖に悩んでいる方も多いはずです。「手元にあるだけ使いたくなる」のは誰しも共通なので、堅実な金銭感覚を魅力として打ち出すのは戦略の一つですよ。